今日の学習ゴール
Day05で作った記事の設計図を、信頼できる材料で埋めます。前半は検索テクニックで情報を集め、後半は見出し1つ分を書いて、その事実を自分で確かめます。
今日の持ち帰り
検索結果やAIの回答をそのまま使わず、発表元のページを開き、見つけた材料をURLつきで保存する。
講義動画①を見る 【ライター必見】5つのリサーチ・検索テクニック
「検索してもなかなか目当ての情報にたどり着けない」——リサーチに時間を溶かした経験、ありませんか? ライティングは、文章を整える前に材料を集める仕事です。AIに書かせても、一次情報・体験・写真・数字を集めるのは自分の役目。材料がないまま頼むと、「多くの」「さまざまな」「重要です」だけの、誰が書いても同じ薄い文章になります。
一次情報とは、自分が直接体験したり、元の発表元にあたって調べたりした情報です。動画では、ライターの作業時間の5〜6割から9割がリサーチと紹介されています。別の動画でも、コンテンツSEOのライティングは実際はリサーチが主役の仕事と説明されています。
文章材料がそろった見出しだけ、AIや自分の言葉で書く
AIは調理係、人間は買い出し係
まず「何を見て、どこから持ってきたか」を1行ずつ残すと、文章の具体性と確認のしやすさが上がります。
検索オペレーターとは、検索語に記号や指定を足して、結果を絞り込む書き方です。目的に合わせて使い分けます。
| 使う場面 | 書き方・例 |
|---|
| 特定語を除外 | ジョギング 効果 -ダイエット(半角マイナス) |
| 語順を固定 | "キャンプ場のマナー"(完全一致) |
| 鮮度を確かめる | 検索後「ツール」→「期間指定なし」→「1年以内」 |
| 公式ドメインに限定 | site:go.jp キャンプ 事故 |
| 長いページ内を探す | WindowsはCtrl+F、MacはCmd+F |
初心者がつまずくのはsite:の形です。site:とドメインの間にスペースを入れず、https://も付けません。
☕ こぼれ話動画では、完全一致検索で自分の記事の掲載先を確認したら、リード文が少し書き換えられて掲載されていた話が紹介されています。
だからどうする:自分の記事を検索するときも完全一致で探し、掲載先でどこが変わったかを1箇所だけメモします。
講義動画②を見る コンテンツSEOの基本を解説|生成AI時代に重要な一次情報と独自性
site:go.jpなら省庁や公的機関、site:lg.jpなら地方自治体のページに絞れます。検索結果を見て終わりにせず、発表元の公式ページを自分の目で開き、誰が・いつ発表した情報かを確認します。時事的な内容は「1年以内」など期間も指定します。
2site:go.jp/site:lg.jpで発表元を探す
3公式ページを開き、日付・対象・定義が一致するか照合する
確認できない数字は削る
誰がいつ調べた数字かを公式で確認できなければ、その数字を書かないのが一番安全で速い方法です。
講義動画③を見る リード獲得にも役立つ「一次情報」の作り方【AI時代の差別化】
二次情報とは、一次情報を誰かが編集・分析・まとめた情報です。三次情報は、複数の情報をさらに整理した案内です。二次情報のまとめはAIが得意なので、それだけを量産しても似た記事になりやすい。自分で現場に行った・買った・試したという生の情報をオーセンティシティ(当事者性)として1つ入れると、差別化と信頼につながります。
LLMOとは「大規模言語モデル最適化」のことで、ChatGPTやClaudeが回答をつくるとき、自分の記事を質の高い材料として引用・推薦しやすくする考え方です。動画では、自社アンケートの例としてスクリーニング542人・本調査550人を使い、決裁者ほどAI利用率が高かったと紹介されています。数字自体を教材の根拠にせず、「自分で確かめた材料を持つ」という考え方だけ使います。
まとめる前に一滴足す
公式情報の要約に、自分が見た・試した・聞いたことを1つ添えると、記事の理由が自分の言葉になります。
一次情報には3つの型があります。観察型は取材・行動観察・記録、実験型は比較・試作・プロンプト実験、調査型はアンケート・ヒアリング・統計収集です。
実績がない人も、「調べる前に思っていたことと実際の違い」「調べてみて意外だったこと」「調べても分からなかったこと」を書けます。ただし、やっていないことをやったように書くのはNGです。
観察型現場で見たこと、聞いたこと、行動の記録を1つ書く
実験型条件をそろえ、試す前と試した後の違いを比べる
調査型質問・対象・実施日を残し、回答の出どころを明記する
「分からなかった」も記録
調べても分からなかったことを残すと、次に確認すべき問いが見えます。作っていない体験を創作する必要はありません。
Day05で作った「9月9日記事の設計図」を開き、見出しごとに1. 分かったこと 2. 数字とそのURL 3. 自分の一次情報を置きます。Googleドキュメントを新規作成し、ファイル名を「9月10日リサーチメモ」にします。
見出し:〔設計図から貼る〕
分かったこと:〔公式ページから要約〕
数字とURL:〔誰が・いつの数字か+リンク〕
自分の一次情報:〔見た/試した/聞いた/分からなかった〕
次は、この材料で見出し1つ分を書き、その「事実」を自分で確かめます。URLは後で探し直せるよう、見つけた時点で貼っておきます。
MISSION|検索で材料を集め、リサーチメモを1枚つくる
前半実習:検索テクニックで、記事の材料を集めよう
作業タイマー押すと背面で計測します。時間になったら上部に知らせます。
ねらい検索テクニックでDay05の目次を埋め、URLつきの材料を保存する。
出典アーカイブ:第6回前半
STEP14つの検索テクニックを実際に使ってみよう
Googleで順に試します。除外検索はキャンプ 初心者 -グランピング、期間指定は「ツール→期間指定→1年以内」、サイト内検索はsite:go.jp キャンプ 事故、完全一致は"キャンプ場のマナー"です。
STEP2自分のテーマで、材料を集めよう
「9月9日記事の設計図」を開き、見出しごとに調べます。分かったこと/数字とそのURL/意外だと思ったことをメモし、URLは必ず残します。
STEP3一次情報を、1つ用意しよう
体験があれば結果・失敗談・自分で撮った写真・測った数字を、なければ調べて意外だったことや分からなかったことを1つ書きます。やっていないことをやったように書くのはNGです。
STEP4集めた材料を、保存しよう
Googleドキュメントを新規作成し、ファイル名を「9月10日リサーチメモ」にします。見出しごとの分かったこと・数字とURL・一次情報を貼ります。
本文・実習で使うプロンプト集
実習の各STEPで、必要なものだけコピーして使います。入力した文章の事実確認は自分で行ってください。
【P1:見出し1つ分を書く】
記事の見出しを1つ分だけ書いてください。全文は書かなくて大丈夫です。
・記事のタイトル:〔タイトル〕
・読者:〔ペルソナ〕
・今回書く見出し:〔見出し〕
・調べて分かったこと:〔リサーチメモから貼る〕
条件
・200文字くらい
・見出しの真下に、まず結論を1〜2文で書く
・前置きや導入は書かない
・一文は短く、むずかしい言葉は使わない
・事実があいまいな部分は、断定せず〈要確認〉と書く
出力のしかた
・記事に載せる文章は、コードブロックに入れて出してください
・説明を書く場合は、コードブロックの外に書いてください
【P2:固有名詞のハルシネーションを見つける】
あなたはファクトチェック担当者です。
以下の文章について、固有名詞のハルシネーション疑いを確認してください。
# チェック対象
【ここに文章を貼る】
# チェックする固有名詞
以下に該当するものを中心に確認してください。
・会社名 ・サービス名 ・大学名 ・研究機関名 ・法律名 ・制度名 ・書籍名 ・論文名 ・URL
※人物名と肩書きが含まれる場合も確認してください。
# チェック方針
・実在しそうに見える固有名詞でも、事実扱いしない
・正式名称かどうかを確認する
・似た名称の別組織や別制度と混同していないか確認する
・URLが実在するか、公式サイトかどうかを確認する
・サービス名、制度名、法律名、論文名、書籍名は特に慎重に見る
・確認できないものは推測で補わず「要確認」とする
# 出力形式
## 固有名詞のチェック結果
### 実在確認が必要な固有名詞
- 該当箇所:
- 種類:
- 疑わしい理由:
- 確認すべきこと:
### 特にハルシネーションの可能性が高いもの
- 該当箇所:
- 理由:
### 本文で使う場合の修正案
- 元の表現:
- 修正案:
【P3:情報密度を上げる校閲】
あなたはプロの校閲者です。以下の記事の「情報密度」を上げる校閲を、2回のやり取りで行います。文章表現・文体は変えません。
【1回目(今回)でやること】
記事を読み、次の「校閲マップ」を出力してください。この段階では、まだ記事を書き換えません。
■1. 抽象語の特定と置換方針
「多くの」「さまざま」「重要」「大きな」などの抽象語を特定し、それぞれ次のA〜Cに分類してください。
- A: 公開されている統計・データで置き換えられる語 → 置換案を提示。ただし数値には必ず[要確認]を付け、確認できる出典名(省庁名・調査名など)を添える。確実な出典が思い当たらない場合は、数値を書かずに「確認先不明」とする
- B: 筆者しか持っていない数字(実績・社内データ・顧客数など)で置き換えられる語 → 「◯◯の実数はありますか?」と筆者に質問する
- C: 数字にできない語 → 具体的な固有名詞への言い換え案、または削除を提案する
■2. 一次情報の差し込み位置
筆者の体験が入ると最も説得力が上がる位置を1ヶ所だけ指定し、次の順で質問する。「この件で失敗した経験はありますか? → なければ、お客さんや関係者に言われた印象的な一言は? → なければ、社内や手元の数字は? → なければ、個人的な意見・感想は?」
■3. 言い切り案
記事の結論(または各段落の締め)の主張を1つに絞り、強め案・標準案・行動案の3案を提示する。
■質問のルール:筆者への質問は全体で最大5個。
【2回目(筆者の回答後)でやること】
筆者の回答を受け取ったら完成稿を出す。回答がなかった箇所は無理に埋めず、A分類の数値は[要確認]と出典名を付けたままにし、体験談・数字・固有名詞を創作しない。
AIが出してくれた文章、それっぽいから……とそのまま貼って公開したこと、ありませんか? 今日書くのは全文ではなく、設計図から選んだ見出し1つ分だけです。
見出しの真下にまず結論を1〜2文で置き、理由と具体例を続けます。「まず背景から」のような前置きは書かず、200文字くらいを目安に一文を短くします。
まず1見出し
小さく書いて事実を確かめるところまでを1サイクルにすると、誤りを広げずに済みます。
ハルシネーションとは、AIが事実でない情報を、もっともらしい文章で出すことです。最初から誤りを見つけやすい形で頼みます。
事実かどうか自信がない部分や、あいまいな数値には、必ず直後に〈要確認〉と付けて出力してください。
作成した記事本文は、コードブロック形式で出力してください(説明はコードブロックの外に)。
〈要確認〉が付けば、どこを確認すべきか見えるようになります。コードブロックなら装飾や説明が本文に混ざらず、そのままメモへ移せます。
講義動画①を見る 「AIの知ったかぶりに騙された…」大恥をかく前に知っておきたい3分チェック術
| 確認点 | 見るところ | 動画のデモでは |
|---|
| 固有名詞 | 会社名・制度名・人名は実在するか | 架空の大学名や会社名が見つかった |
| 数字 | 誰が・いつ調べた数字か | 枚数ではなく金額で報じられた例が紹介された |
| 日付 | 開始日・発表日・「最新」の根拠 | 万博の営業時間の誤りが見つかった |
| 出典 | URLを開き、本文と一致するか | 環境省の説明が強く言い換えられていた |
| 断定 | 「必ず」「すべて」「唯一」を疑う | SEOなら必ず成果という言い切りを修正した |
上の数値や固有名詞は動画のデモで見つかった誤りの紹介です。自分の記事に使うときは、必ず元ページを開いて確かめます。
固有名詞が実在するかは検索窓でそのまま検索し、「何年ぶり?」のような複雑な関係はAIに聞いて裏取りのヒントをもらいます。どちらも最後は自分で確認します。
検索名前・制度・商品をそのまま検索し、公式ページを探す
AI関係が複雑な事実を質問し、確認先の候補を出させる
開くURLをクリックし、本文に本当に同じ内容があるか照合する
✏️ 現場の話動画では、検索1位の企業サイトがAIらしい記事をファクトチェックせず公開し、企業ドメインだから上位に出ていた話が紹介されています。
だからどうする:検索順位やドメインを信用の代わりにせず、出典を開いて本文の一文まで確認します。
講義動画②を見る AIっぽい文章の直し方!3つの手順で人間が書いた文章に
①「多くの」「さまざま」「重要」などの抽象語を、公開統計や固有名詞に置き換えます。確実な出典がなければ数字を書かず「確認先不明」とします。②自分の一次情報を1つだけ入れます。③主張を1つに絞り、結論を言い切ります。
Before多くのキャンプ場でマナーが決められています
After消灯時間を21時としているキャンプ場が多くあります(site:検索と自治体サイトで確認)
変化抽象語を、検索と公式ページで確認した具体的な表現に置き換えた
「多くの」を見つけたら、まず1語だけ置き換えます。数字にできない場合は、具体的な固有名詞にするか削ります。
講義動画③を見る 生成AIが作成した記事や文章を効率的にファクトチェックする方法
固有名詞のハルシネーションを見つけるときは、名詞ごとに「実在確認済み/要確認/ハルシネーション濃厚」に仕分けさせます。動画では、このプロンプトで23秒ほどで整理できた実演が紹介されています。
次の文章に含まれる固有名詞(会社名、サービス名、制度名、機関名、人名、商品名)を抜き出し、各項目を「実在確認済み/要確認/ハルシネーション濃厚」に分類してください。判断の根拠と、確認すべき公式URL候補も添えてください。
Genspark(AI検索ツール)のファクトチェック機能は、数値・表・引用元を示しながら調査します。Deep ResearchはOpenAIの、時間をかけて深く調べ、出典つきで答える機能です。どちらも示された出典を人が開いて確認してから使います。
速くするのは確認の順番
AIに候補を整理させ、最後の判断は公式ページを開いた自分が行う。この分担なら速さと確かさを両立できます。
MISSION|見出し1つ分を書き、5つの着眼点で事実を確かめる
後半実習:見出し1つ分を書いて、事実を確かめよう
作業タイマー押すと背面で計測します。時間になったら上部に知らせます。
ねらい見出し1つ分を書き、名前・数字・日付・出典・断定の5点を自分で確かめる。
出典アーカイブ:第6回後半
STEP1書く見出しを、1つ選ぼう
「9月9日記事の設計図」から1つ選びます。最初のH2でも、書きやすい所でも構いません。
STEP2見出し1つ分の本文を書こう(200文字程度)
自分で書くなら結論を1〜2文で真下に置きます。AIに書かせるなら、次のP1を貼ります。
見出し「〔ここに見出し〕」の本文を200文字程度で書いてください。見出しの真下に結論を1〜2文で置き、前置きは書かないでください。事実かどうか自信がない部分や、あいまいな数値には、必ず直後に〈要確認〉と付けてください。記事本文はコードブロック形式で出力してください(説明は外に)。
STEP3チェックリストで、事実を確かめよう
名前・数字・日付・URL・言い切りを上から確認します。確証が取れなければ書かずに削ります。
次の文章の固有名詞と数値を抜き出し、実在確認済み/要確認/ハルシネーション濃厚に分類してください。根拠と公式URL候補も添えてください。
STEP4抽象的な言葉を、1つだけ具体的にしよう
「多くの」「さまざまな」「大きな」「重要な」を1つ探し、公式で確認できた情報に置き換えます。
文章の中の抽象語を3つまで見つけ、数字・固有名詞・削除のどれで具体化できるか提案してください。根拠がない数字は作らず、〈要確認〉を付けてください。
STEP5書いた文章を、保存しよう
「9月10日リサーチメモ」の一番下に、書いた見出し・本文(200字程度)・削った内容を貼ります。
集める・確かめる・保存するを、Day05の設計図に沿って実行できたか振り返りましょう。
除外・完全一致・期間指定・site:・Ctrl+Fを目的で使い分ける。
site:go.jp/site:lg.jpで発表元を探し、公式ページを開く。
観察・実験・調査。体験がなくても意外だったことを記録できる。
見出しごとに分かったこと・数字とURL・一次情報を保存する。
名前・数字・日付・出典・断定を疑い、URLを開く。
抽象語を具体化し、一次情報を1つ、主張を1つにする。
プロンプトで候補を整理し、GensparkやDeep Researchの出典を人が開く。
今日の確認
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次回はリード文・導入パートの作り方です。今日のリサーチメモと、事実確認済みの見出し1つ分を持ってきてください。